相模原市長選/八木氏支援の会発足
任期満了に伴う4月の相模原市長選で、自民党県連所属県議の有志41人が14日、同市長選へ立候補を表明している同党前県議の八木大二郎氏(55)を「応援する自民党県議有志の会」を結成したことが明らかになった。同党所属県議の約9割が八木氏へ支援を表明したことで、今後の情勢にどう影響するのか。これまで5人が出馬を表明している同市長戦は、ますます混沌としてきた。
同会の発起人となったのは、元県議会議長で同党県連副会長の牧島功氏、前県連幹事長で副会長の竹内英明氏、県連筆頭副幹事長の梅沢裕之氏、県連副幹事長の加藤元哉氏、県連副幹事長の藤代優也氏、県連青年総局長の芥川薫氏の各県議。同会の会長には、県連副幹事長の守屋輝彦氏が就任した。
同会に参加したのは自民党所属県議46人のうち41人。会長に就任した守屋県議は本紙の取材に、「共に県議会で仕事をしてきた中で、政令市の市長としてふさわしい人物と考えている。主役はあくまで市民だが、全力で側面支援をしたい」と語った。
ことの経緯は前日13日、同党県議団の会議で「相模原市長選の状況」について話題に上がった。出席県議によると、同党市議団が現職と政策協定を結んでいるが、所属市議の一部は他候補(八木氏)を支援していることなどが話された。そこで同党所属県議の有志が、同党前県議の八木氏を支援するため、同会の発足に動いたという。
守屋県議は、「所属議員の全員ではないが、9割以上の41人が立ち上がった。これだけの自民党県議が八木氏支援に自立的に動いたことを、相模原市民の皆さんに知ってもらいたい」と語った。
(2019年2月20日号掲載)