圏央道の県内部分「さがみ縦貫道路」の全面開通をにらみ、ラサール不動産投資顧問(東京都千代田区)が、物流施設の開発を加速させている。首都圏全域への輸送をカバーするのに、相模原や厚木は好立地とみており、相次ぎ大型施設の建設を計画している。東日本大震災以降、BCP(事業継続計画)の視点から、物流施設に対するニーズが、沿岸部から内陸部に移っているのも背景としている。(千葉龍太、松山祐介)
4月中旬、厚木市三田で「日本レコードセンター・厚木物流センター」の開所式が行われた。敷地面積は2万4000平方㍍と広大。開発したのは、ラサール不動産投資顧問(米ラサールの日本法人)だ。