県県央地域県政総合センターは11月29日、厚木合同庁舎(厚木市水引2)で優良工事と優良森林整備の各施工者に所長礼状を贈呈する式典を開いた。相模原市と清川村の計11社1組合を対象とし、難工事の円滑な進行や無事故無災害、事業の周知などの功績を称えた。
優良工事施工業者の対象は、同センター発注工事のうち2018年度に完成し、500万円以上の工事を請け負った事業者。また、優良森林整備施工業者は18年度に完成した業務のうち、250万円の事業を担当した企業が対象となった。いずれも、評価点が80点以上だったことも条件となる。
所長礼状は、優れた施工技術をもって適正な工程管理に基づき施工され、でき栄えが特に優れ他の模範となる工事や業務を担当した企業に贈呈される。謝意を伝え、今後、同センターが発注する事業への協力を求めるために実施している。
鈴木真由美所長は「安全で円滑な県民生活と経済を支える基盤を整備するというもので、品質の確保は非常に重要なもの。台風15号・19号のように自然災害が頻発し、規模も大きくなり、工事や業務の管理への影響は図り知れないものになっている」とあいさつした。
相模原市内の各礼状の贈呈対象事業者は次の通り(代表者の敬称略、①件名②主な理由)。
【優良工事施工業者】
▽アコック(大隅秀仁、緑区橋本6)=①平成29年度神の川林道改良工事(その2)②沿道施設の利用者や別工事の関係車両が多い現場だったが、安全対策と対外調整を行い、事故やトラブルなく工事を完成させた
▽平井工業(平井治夫、緑区向原1)=①平成29年度土地改良施設危険防止対策事業清水下頭首工流路維持管理工事(ゼロ県債)②降雨で河川が増水し、作業ができなくなることを防ぐための仮設工を提案・施工
【優良森林整備施工業者】
▽サトウ草木(佐藤好延、緑区青根)=①平成30年度水源林管理委託業務(上煤ケ谷流域ほか)②台風災害による作業増などの施行内容の変更にも柔軟に対応し、主体的な工程管理により工期内に完成
▽杉本林業(杉本貴広、緑区三ケ木)=①平成30年度吉野水源林整備業務(吉野沢ほか)②台風災害により追加作業が発生するなど、施行内容に大きな変更があったが、適切な工程管理を行うことで工期までに完了
【2019年12月10日号掲載】