【2022-23】高速道路年末年始、相模原・県央周辺の渋滞発生予測


東日本高速道路(NEXCO東日本)と中日本高速道路(NEXCO中日本)では、 年末年始(12月28日~2023年1月4日)に首都圏の高速道路で10㌔以上の渋滞が98回(下り29回、上り69回)発生すると予測している。上下線ともに1月2日に渋滞が集中する見通し。【2022年12月15日号掲載】

55㌔の渋滞発生が見込まれる綾瀬スマートIC

55㌔の渋滞発生が見込まれる綾瀬スマートIC



東名高速の綾瀬スマートインターチェンジ(SIC)=綾瀬市小園=付近の上り方面では、2日午前10時から翌日午前3時までと、3日午前9時から午後11時までの時間帯で渋滞が発生。特に、2日午後3時頃に35㌔、3日午後4時頃に55㌔にそれぞれ達する予測。横浜町田インターチェンジ(IC)付近から御殿場IC付近にまでの所要時間は、渋滞がない場合に比べ約4倍(約2時間25分)が見込まれる。

同SIC付近では上下線に関わらず、12月28日~23年1月1日、4日などにも15~20㌔程度の渋滞が頻発するとみられている。

ネクスコ中日本は「綾瀬SICからの加速・付加車線の合流部において、車線数の減少に伴う速度低下により渋滞が発生している」と説明した上で「合流部付近では、互いにゆずり合ってスムーズな合流をしてほしい」と呼び掛けている。

中央道上り線小仏トンネル付近を先頭とする渋滞では、2日午前10時から午後10時までに発生し、ピークの午後4時頃に最大25㌔となる見込み。1日午後4時に15㌔、3日午後5時に20㌔の渋滞も予測している。

渋滞ピークの午後4~7時には渋滞がない場合に比べ約5倍(約1時間40分)の所要時間を見込んでいる。中央道を利用する場合、大月IC=山梨県大月市=を午前11時前または午後10時後に通過すると約20分と予測しており、ネクスコ中日本はこの時間帯の利用を勧めている。

圏央道内回り(平塚方面)の海老名ジャンクション(JCT)=海老名市社家=では、28、29日と年明けの2、3日に10㌔~15㌔程度の渋滞が予測されている。

2021年度の10㌔以上の渋滞は、事故によるものを含め106回。30㌔以上に達する渋滞は9回発生した。

高速道路各社は「渋滞のピークを避け、 出発時間を調整するなど旅行計画づくりに役立ててほしい」としている。同予測は過去の年末年始の渋滞と最近の交通状況を踏まえて割り出したものだが、 事故の発生や天候の影響などで実際の渋滞状況が予測と異なる可能性もあるため、 出発前に最新の交通情報を確認することを勧めている。

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