県名菓会は新型コロナウイルス感染症の影響により3年ぶりとなる、第30回県名菓展菓子コンクールを開き、観光みやげ品の部の最優秀賞にメゾンジブレー(大和市中央林間4)の「湘南ゴールドケーキ」を選んだ。一般名菓の部でも、アンファンネージュ(相模原市緑区下九沢)の「さがみのひばりクッキー詰め合わせ」が技術賞を受賞した。【2023年1月1日号掲載】
湘南ゴールドケーキは「神奈川の名菓を作ることをテーマに」と、県が開発した柑橘類「湘南ゴールド」を使用した。今まで使い捨てていた皮を自社で砂糖漬けにし、果汁、果肉をすべて使って作ったバターケーキ。「皮を捨てずにサイクルさせフードロスを減らして、おいしい県の名菓を考え」としている。
しっとりと柔らかい湘南ゴールド風味のバターケーキ、小田原の湘南ゴールドのピール(皮の砂糖漬け)を入れて焼き上げ、表面にたっぷりの果汁シロップ、口溶け良い湘南ゴールドの糖衣がけでコーティングした。1個356円。
最優秀賞を受賞した同商品は、県指定名菓に申請する資格がある。
さがみのひばりクッキー詰め合わせは、「(店主の笹野和夫さんが)生まれ育った自然豊かな地元相模原で、小さい頃から親しみのあったひばりをモチーフにした。ひばりクッキーを作ることによって、相模原産のすばらしい食材を使って県外の人々にも広く知ってほしいと思い、心を込めて、1つ1つ作りたい」としている。市内の平飼い有精卵「さがみっこ」や津久井きなこ、ゆずなどを使用し、「素材の味を大切にし、風味豊かに焼き上げた」と紹介している。10枚入り2700円。
一般名菓の部では最優秀賞、優秀賞のほか、奨励賞15品を選出。観光みやげ品の部は優秀賞や技術賞のほか、奨励賞11品が選ばれている。
県名菓会は、県銘菓共励会、県菓子工業組合、県洋菓子協会、県パン協同組合連合会、県観光協会、県で構成。31日午前1時から横浜市中区内のホテルで表彰式を行う。
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