エクストコム(大和市大和東)は、人工衛星の角度や位置を検出するセンサーを開発した。小型で、真空など過酷な環境下でも作動するため、JAXA・宇宙航空研究開発機構での採用も決まった。宇宙利用だけでなく、電気自動車(HV)のモーター制御や船舶、航空機など民間分野にも応用できるという。将来的にはロボット分野への参入を狙う。
(松山 祐介)
センサーは高周波を使ってコイルに電流を通し、電圧の変動を感知して位置を検出する。
1辺は25㍉㍍、厚さ8㍉㍍程度。耐熱性はマイナス200度C~プラス200度C。
高温や水中、真空など極限環境で利用できる。振動にも強く、遮へい物の影響をほどんど受けないのが特徴。