〝縁起がいいまち上溝〟の年明けの風物詩、上溝商店街振興組合が主催する「溝のだるま市」が14日、同商店街中央駐車場と本町自治会館前広場(相模原市中央区上溝)で開かれ、縁起物を買い求める人々でにぎわった。今年で36回目。【2024年1月20日号掲載】
会場では「相州だるまや「高崎だるま」など、さまざまなサイズのだるまを販売。約1千円から4千円程の価格帯のものが人気だという。サイズにより名入れもできる。商談が成立するたびに露店からは「家内安全、商売繁盛、無病息災」「ヨヨヨイ、ヨヨヨイ、ヨヨヨイヨイ」と威勢のいい掛け声が響いた。
迫力満点の「だるまのお焚き上げ」も行われた。1年間の役目を終え、願いが成就し両目が入っただるまが、地元の安楽寺住職が読経する厳粛な雰囲気中で供養された。毎年約500体のだるまが集まるという。地元住民のほか、地元選出の赤間二郎衆院議員や市議らが参加し、日本の伝統行事を一目見ようとアメリカやスウェーデンなどからの来日外国人の姿も多くみられた。
主催する同商店街振興組合の鈴木崇之理事長は「相模原市内で唯一のだるま市。規模は小さいが、お焚き上げを至近距離で観られるのも魅力の1つ。ことしもお買い物は、上溝商店街で」と呼び掛けた。