相模原など県央地区に実質本社を置く上場企業19社の2013年3月期決算が出そろった。これらを集計した浜銀総合研究所によると、19社の合計額は、売上高8018億円(前年比1・0%増)、経常利益422億円(同18・0%)。3年連続で増収増益となった。県央地区の上場企業は、円高修正によって為替差損益が改善したことなどが要因とみられる。ただ、業種別では製造、非製造業で明暗がはっきりと分かれた。
(千葉 龍太)
13年3月期に、為替差益を計上した企業は19社中11社。為替差損を計上した4社を大きく上回った。差損益の合計額は42億円の差益となり、経常利益を押し上げる要因にもなった。
具体的な企業では、オーイズミ(厚木市)が売上高で同48・5%増の伸びを見せた。さらに、牧野フライス製作所(愛川町)、アイダエンジニアリング(相模原市緑区)も堅調だった。