コロナ禍乗り越え、6年ぶりの市民桜まつり/相模原市、市役所周辺で6~7日


市政施行70周年記念「第51回相模原市民桜まつり」が6日(土)、7日(日)の2日間、市役所さくら通りを主な会場に行われる。相模原市民まつりは、1974(昭和49)年に市制施行20周年を記念して相模原のふるさとづくりをテーマに始められた。「72万人のふるさとづくり」「人・もの・自然、すべての共生を求めて」のコンセプトに、市民の手づくりによる催し物や市民パレードなどが開催される。相模原青年会議所(JC)第59代理事長で、同まつり実行委員長の九嶋俊彦さんに話を聞いた。【2024年4月1日号】

第51回市民桜まつり実行委員長の九嶋さん

第51回市民桜まつり実行委員長の九嶋さん



ことしの桜まつりはコロナ禍を経て、23年と19年は統一地方選挙があり「若葉まつり」として開催されたため、「桜まつり」として現地で開催されるのは実に6年ぶりとなる。ことしは桜の開花が例年より遅れ、桜の見ごろ時期に重なると予想されている。

行事ブースやステージ、市民パレードなど一般参加による行事参加団体は232団体(昨年223団体。ことしから「さがみはらSDGsパートナー」などの企業が単独で出展できるエリアに19店舗がまつりの賑わい創出や事業費の確保を目的として今回から新設された。

若葉まつりとして開催された2023年

若葉まつりとして開催された2023年



市政70周年イベントとしては、実行委員会によるパレード(6日午後2時頃)、相模原JCによる70周年記念事業(市役所横)などが行われる。

同JCでは「インフルエンサーグランプリ」と題して、市民に相模原市の魅力を発信してもらうため「#さがらぶ」を付けてインスタグラムやⅩ(旧ツイッター)などのSNSに写真などを投稿してもらい、7日の午後4時に市役所前ステージで最も相模原の魅力が伝わる投稿者を表彰する。

イベント準備に励むJCメンバー

イベント準備に励むJCメンバー



市役所横のJCブースで「#さがらぶ」の投稿をみせてくれた人に高座豚のソーセージを3000食プレゼントする。

市内で高座豚の飼育を実施する県立相原高校と連携し、高座豚の歴史や飼育状況などをパネルや映像で展示する。 また、津久井地域の名産品である「組みひも」でミサンガをつくるワークショップ(無料)も行う。

津久井名産の組みひもでミサンガの製作体験も

津久井名産の組みひもでミサンガの製作体験も



九嶋実行委員長は「ことしは市政70周年の記念すべき年。市民にまちに興味を持って貰い、まちの魅力を市内外に発信してもら、シビックプライドを醸成する1つの起点としたい」と話している。

…続きはご購読の上、紙面でどうぞ。