立憲民主党の衆議院神奈川20区(相模原市南区、座間市)総支部は7月30日、小田急小田原線の小田急相模原駅(南区南台)北口デッキ広場で、同党代表代行の辻元清美参院議員を招き「全国女性キャラバン」を開き、同党20区総支部長の大塚小百合氏の応援演説会を行った。【2024年8月10日号掲載】
同キャラバンは、国会議員の女性比率が約16%、ジェンダーギャップ指数(男女格差を示す指標)ランキングが世界で118位という日本の現状を受け、「女性の声が政治を変える」のスローガンのもと女性議員拡大の意義を全国でアピールし、国政選挙に挑戦する女性予定候補者を、同党をあげて応援することを目的とし、2023年から開催している。同党の牧山弘恵、水野素子参院議員、同党所属の相模原、座間市の市議らが参加して行われた。
辻元代表代行は「大塚支部長は最重点選挙区の予定候補者。大塚総支部長は今一番の政治課題となっている少子高齢化について、自身の子育て経験から、すでに政策提言をまとめている。同時に特別養護老人ホームの施設長として介護の現場で10年以上頑張っている。水野議員はJAXAで働き、牧山議員はアメリカで弁護士をしていた、大塚総支部長は介護施設の施設長。わたしたちは世襲議員と違って現場で働いてきた女性ばかりだ」と現政権を厳しく批判し、大塚氏への支持拡大を呼び掛けた。
同党20区総支部長の大塚氏は「6歳と9歳の娘の子育てをしながら、フルタイムで働く綱渡りのような生活を12年間続けてきた。女性が子供を産み育てながら、やりたい仕事も諦めない。社会全体で支える社会を実現したいという使命感にかられた」と政治を志した理由を説明した。
同20区は6月に同党の泉健太代表、7月に辻元代表代行が応援演説に入り、両者とも「重要選挙区」と明言している。大塚氏は本紙の取材に対し「思ったより多くの人が注目してくださり、以前より多くの人を集められた実感がある。20区は自民党の甘利明衆院議員が国替えをしてどうなるのか非常に注目をされている。新人として選挙区で勝てるよう引き続き頑張っていく」と気を引き締めた。