【相模原】10月6日、相模湖で足こぎスワンの世界大会/ことしは浮き桟橋拡張で参加枠増員


相模湖を丸一日楽しめるイベントに―。白鳥(スワン)型の足こぎボートで速さを競うレース「足こぎスワン世界大会」(主催・相模湖商工会青年部)が10月6日、相模原市緑区与瀬の県立相模湖公園で開かれる。より賑わいある大会として盛り上げようと、スタート地点となる浮き桟橋を拡張してレーンを増設したほか、キンチンカーや体験型ブースなども企画している。【2024年9月20日号】

「相模湖で1日を楽しく過ごしてほしい」と竹内実行委員長

「相模湖で1日を楽しく過ごしてほしい」と竹内実行委員長



6回目の開催となる今回は、より多くの参加者に楽しんでもらおうと4レーンに拡大し、定員を昨年までの180人90組から320人160組に増やした。参加者の募集は近年好調で、受付開始日の夜には定員を満たし締め切るほど。スタッフもボランティアの学生を20人(前年6人)に増員して対応する。

また、今回から新たな取り組みとして、外国人枠を10組(日本人との混成ペアも可能)設けている。「世界大会の名に恥じない国際性豊かな大会としたい」(実行委員会)。

レースでは、2人乗りの足こぎスワンボート最大4艇が同時に桟橋からスタートし、100㍍のタイムで順位を競う。中学生以上の大人のペアによる「一般レース」(定員100組)と、大人と小学生以下のペアによる「ファミリーレース」(同30組)の2部門があり、それぞれ好タイム順に優勝、準優勝、3位までを表彰する。

「相模湖を生かしたイベントを」と、2017年から始まった同大会は、県内や東京都、山梨県など主に関東近縁からの参加が多く、2~3回目というリピーターも増えている。

同大会は37回続く秋の恒例行事「相模湖ふれあい広場2024」の中で実施する。環境保持、地域活性化、星間交流の3つがテーマで、電気の仕組みが分かる学習コーナーや、革細工を通して人と野生動物との共生を考える体験ブースなども設置される予定。

「北海道や九州など遠方からも参加してもらいたいが、滞在してもらえる受け皿がない。地域を盛り上げて、経済活性化の下地づくりができれば」と取材時に語る実行委員長の竹内僚さん(七海交易)は「地元の人には相模湖の良さを再認識し、地域外の人には相模湖の魅力を知ってもらい『また来よう、住んでみたい』と感じてもらえるような魅力あるまちづくりを目指す」と意気込む。

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