どのように人生の最期を迎えるかを考える「最期まで良い人生を送る会イン相模原」の定例勉強会が22日、北里大学東病院(同市南区麻溝台)で開かれた。
同会は、市と病院、市民やNPOなどが連携。「最後まで自分らしく生きるにはどうしたらいいか」を考えることを目的に昨年4月に設立された。
それぞれが垣根を越え終末期の過ごし方を考える組織は全国的にも珍しいという。
同日の勉強会には約20人が出席した。代表を務める同病院神経内科・荻野美恵子医師から「(終末期のあり方を考えることは)1つの機関だけで完結するのは難しい。医療と介護に関し、相談とコーディネートが1カ所でできる施設が必要」との提案があった。
参加者からは、現在の医療システムに終末期をケアする仕組みがないことを問題視する声も上がっていた。