県は、電気自動車(EV)の普及を加速させる。国が計画した整備促進事業に基づき、「次世代自動車インフラ整備ビジョン」を策定。早ければ今月中にも、EV用「急速充電器」と「普通充電器」の新規導入にかかる費用を大幅に補助する制度を始める。2016年度までに、県内での充電器の設置場所を現在の約3倍にあたる1530ヶ所に増やしたい考えだ。(千葉 龍太)
県のスマートエネルギー課によると、日産自動車「リーフ」や三菱自動車「アイミーブ」といったEVの県内での普及台数は、計4398台(3月末時点)ある。
ただ、EVは航続距離が1回の充電で200キロメートル程度。そのため、購入者が航続距離を気にせず安心して走行するには、インフラとして充電器の整備、拡充が欠かせないとされている。