総括判断を上方修正/日銀横浜支店
日本銀行横浜支店は1月の県内景気について、「下げ止まりつつある」とし、前回(昨年11月)の総括判断を上方修正した。県内経済の大きなウエートを占める輸出が減少ペースが緩やかになっているほか、企業の設備投資も持ち直しているという。 (千葉 龍太)
日銀横浜支店では、実体経済を構成する「生産」「輸出」「設備投資」「雇用・家計取得環境」「個人消費」「住宅投資」「公共投資」の7項目でも個別に判断している。
このうち生産は前回の「減少している」から「下げ止まりつつある」と上方修正。すそ野が広い県内の自動車業界では、乗用車が低調ながら、トラック販売が伸びている。
ただ、一般機械の分野は、工作機械で海外向けが堅調ながら、半導体製造装置などが低調のままという。
県内企業の輸出の状況も上方修正。「減少している」から「引き続き減少しているものの、そのペースは緩やかになっている」とした。