FMやまとを運営する大和ラジオ放送(大和市大和南)は、本社移転を検討する。
市が2015年度内の完成を目指す「大和駅東側第4地区公益施設」内に入居する方向。現在、手続きを進めている。
公益施設と連携することで、災害時の適切な情報を発信する体制づくりが狙いという。
公益施設の名称は「やまと芸術文化ホール」(仮称)で、鉄筋コンクリート造地上6階、地下1階建て。総床面積約2万6000平方㍍の1階部分に放送スタジオを設置する。
同社は東日本大震災発生時に大和市や近隣の被災状況を伝えた教訓から、災害情報発信の重要性を再認識。今回、移転検討に至ったという。
25日に開かれる同社の株主総会で正式決定する。決定後は、市災害対策本部やホールと協議し、具体的な体制づくりを行っていく。