三菱重工業は、汎用機・特車事業本部(相模原市中央区田名)が主体となり、リチウムイオン2次電池を搭載した小型のポータブル電源を開発した。
デスクトップパソコンの本体と同じサイズで、小型ながら最大出力500ワットを実現したのが特徴という。
BCP(事業継続計画)対策につながるとして、オフィスなどに導入を提案する。
「ボルタンク」と名づけた。サイズは幅180×奥行き270×高さ400㍉㍍。重さ約13㌔㌘で持ち運べる。実勢価格は20万円前後。
電力貯蔵向けに独自開発したエネルギー容量密度が高いリチウムイオン電池を3セル内蔵した。3時間の充電で、ノートパソコン15時間分の電力を供給する。
自己放電が極めて少ないとしており、長時間放置した場合でも、有事の際にはしっかりと機能を発揮するという。