ブックオフ、リユース事業強化へ/オフィス用品など買収


 古書販売大手ブックオフコーポレーション(相模原市南区古淵)は、オフィス用品などの売買事業に参入する。4月に設立した子会社「ハグオール」(東京都中央区)で展開していく。

 実店舗を持たず、個人や法人向けに、出張型の買い取りサービスを実施する。買収の対象は限定せず、オフィス用品や厨房機器など、幅広い商材を取り揃えるという。

 今年度に試験的に事業を始める。査定の専門家への人件費、買収スキーム構築のために2億3000万円程度の先行投資をする。

 現在は、転居の際に出る不用品を引き取る事業モデルを確立するため、引っ越し業者や住宅デベロッパーなどとの連携を模索しているという。

 同社は「将来的には10億円の経常利益が出るようなノウハウを蓄積したい」(広報)と話した。

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