小惑星探査機「はやぶさ」が地球に持ち帰った小惑星「イトカワ」の微粒子が、7月17日~28日まで、相模原市立博物館(中央区高根)で一般公開される。これまで「イトカワ」の微粒子は、映像による公開はあったが、直接観察できる公開は世界で初めてという。
国内外の研究機関で解析が進められている微粒子を、光学顕微鏡で直接観察できる貴重な機会。
「はやぶさ」は7年の歳月をかけて「イトカワ」の探索を行い、2010年6月13日に地球へ帰還。
その際に採取し、イトカワの微粒子と確認された約1500個のうちの1個が公開される。大きさは0・055ミリメートルほどという。
来場者は順番で光学顕微鏡をのぞき込んで観察する。観察記念のプレゼントもある。(7月10日号1面掲載)