東京商工リサーチ横浜支店が発表した2013年1~6月の県内企業倒産状況によると、倒産件数は計299件だった。件数が300件を下回ったのは、2006年(1~6月期)以来、7年ぶり。倒産企業全体の負債総額は、前年比15・8%減の384億5500万円だった。
前年の同時期は、金融円滑化法や緊急保証制度の効果が一巡し、円高や長引く景気低迷で、倒産が増加傾向にあり、県央・県西地区の製造業が多く倒産した。
ただ、今年に入り、政府の経済対策「アベノミクス」や円高修正などで、景気回復に対する期待感が高まり、結果として倒産増の抑制につながったとしている。(2013年7月20日号2面掲載)