女子サッカー日本代表OGの有志が、大和市内の女子チームと対戦する「女子サッカー観戦デー」がこのほど、大和スポーツセンター競技場(大和市上草柳)で開かれた。日本代表OGが集まって試合を行うのは、全国初という。会場には約600人が詰めかけ、熱い声援を送った。(松山 祐介)
女子サッカーへの関心を高め、サッカーをする子どもたちに夢を持ってもらおうと企画された。
「なでしこレジェンド」と名付けたチームには、市職員でアトランタ五輪などを経験した小野寺志保さん(39)や2011年女子ワールドカップで世界一に輝いた矢野喬子さん(29)ら33人が集まった。
午前中は県内の男女小中学生約130人にドリブルや守備などを指導。弟と参加した林間小6年の山本冬香さん(11)はサッカー初体験。
「優しく教えてもらった。これを機にサッカーを始めてみたい」とサッカーに魅了されていた。
午後には大和高校女子サッカー部、NPO法人「大和シルフィード・スポーツクラブ」を交えて総当たり戦の特別試合を開催。梅雨明けした夏空の下で繰り広げられた熱戦と世界を制した、なでしこレジェンドの華麗なプレーに、会場は大いに盛り上がった。(2013年7月20日号5面掲載)