「大和市史研究」38号刊行/歴史や文化まとめる


大和市が刊行した市史38号

大和市が刊行した市史38号


 大和市はこのほど、市の歴史や文化財に関する情報をまとめた「大和市史研究」の第38号を刊行した。

 市史は1975年の第1号以来、年にほぼ1回のペースで刊行している。今号は、下鶴間甲1号遺跡からの出土品をもとに5~6世紀の古墳時代後期における大和の集落の様子や戦時中の厚木飛行場に設置されていた「相模野海軍航空隊」隊員の体験談なども掲載している。

 そのほか、58年に狩野川台風によって氾濫した境川の惨状を記録した写真や市内でも最古級で、室町時代に作られたとされる信法寺(同市上和田)の、市指定重要有形文化財「阿弥陀如来立像」の修理報告なども記載されている。

 A5サイズで178ページ。800部発行した。1部500円で、市役所1階情報公開コーナーで販売している。(2013年7月20日号5面掲載)

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