吉野宿ふじや、リニューアルで企画展/江戸時代の面影残し


 江戸時代からの暮らしぶりを伝える古民家「吉野宿ふじや」(緑区吉野)がこのほど、リニューアルオープンした。合わせて、9月1日まで企画展を開催している。

 旧甲州街道沿いに立地。国道20号線の拡幅工事のため、昨年11月より休館していた。

 今回、リニューアルオープンを記念した企画展では、「明治天皇御休憩所関係子文書」、「行在所標柱」などが展示されている。

 さらに、「藤屋」で使われた日常生活品、かつての景勝地「金亀岩」の写真、残された甲州街道の資料、藤野地区の暮らしぶりを伝える民具などが並ぶ。
 「藤屋」は、江戸時代から営まれていたが、1896年の大火で焼失、翌年民家として建て替えられた。(2013年8月1日号)

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