2027年に開業を目指すリニア中央新幹線でJR東海は、相模原市の橋本駅周辺に建設予定の地下構造の新駅舎構想をまとめ、地元自治体など関係機関に公開した。(編集委員・小宮山光賢)
同社では「将来の旅客輸送のあり方を踏まえて、従来の形にとらわれず、営業要員は配置しないなど、運用面を含め大胆な効率性と機能性をいた徹底的に追求したコンパクトな駅を目標に建設したい」とし、切符売り場などを設けないシンプルな設計とした。
新駅の建設費はJR東海が負担する。新駅の大きさは長さ約1キロ、幅50メートル。地下3階構造で、地上からの出入り口は一か所で、乗降ホームは地下3階。地下1階は地元自治体や民間などの負担で公共、商業施設に利用できる。(2013年8月10日号掲載)