県は、「さがみロボット産業特区」でロボットを共同開発する「神奈川版オープンイノベーション」の参加企業を募る。
県は特区で開発を目指すロボットとして、既に「介護・医療」「高齢者への生活支援」「災害対応」の3つの分野を確定。「ベッドから車椅子への乗り移りを迅速にアシストするロボット」など、計10件の研究開発テーマを公表している。
今回、そのテーマごとに「ロボットのイメージ」や「達成すべき技術目標」、「必要な個別技術」などを取りまとめた。
また、これらの技術目標や個別技術に対応できる企業や大学等が参加するロボット研究会を設け、生活支援ロボットの共同研究開発を目指すという。
具体的には、①共同研究開発までを見据えた企業・大学の参加によるオープンな研究会を設置(「介護・医療部会」、「高齢者生活支援部会」、「災害対応部会」を設置)②参加企業による議論を経て、高度専門コーディネーターが、開発するロボットの優先順位や技術等の資源の最適な組み合わせを提案③オープンラボによる試作・評価④総合プランナーの支援を受け、共同開発を実施―などを挙げている。(2013年8月10日号掲載)