大和、平和願って朗読劇/地元高校生も共演


平和願い行われた朗読劇=大和市内

平和願い行われた朗読劇=大和市内


 大和市平和都市推進事業実行委員会の設立20周年記念事業として、同委員会と大和市が主催する朗読劇「この子たちの夏 1945・ヒロシマ ナガサキ」が、大和市生涯学習センター(大和市深見西)で開かれた。
 当日は6人の女優(かとうかず子、高橋紀恵、床嶋佳子、西山水木、根岸季衣、原日出子各氏)が出演した。
 朗読劇は木村光一氏が遺稿や手記など膨大な資料から、「母と子」をテーマにまとめた。
 「次代を担う世代に思いを伝えたい」ことから、公演ごとに地元の高校生が出演しており、今回は、県立大和高校の演劇部の2人、大和南高校演劇部の3人が出演した。
 会場には約550人が詰めかけた。出演者の朗読を聞きながら、涙を流す人の姿が多く見受けられた。また、会場ロビーには、原爆や戦争の悲惨さを訴える写真やイラストなども展示され、平和の尊さを来場者に伝えていた。
 大和市林間の渡辺まつえさん(73歳)は「6人の言葉により、戦争の状況や悲惨さがとても伝わった。戦争は二度とあってはならないと思う。若い人たちにも平和の大切さを知ってもらいたい」と話していた。(2013年9月1日号掲載)

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