中小企業の新技術開発などを支援する「ものづくり補助金」(2次公募分)の採択企業が、このほど決まった。全国で計1万件以上の応募があり、5612件が採択された。相模原市産業振興財団の集計によると、現時点での市内企業の採択件数は、計40件あった。採択率は全国平均(47・0%)を大きく上回る54・7%となった。(千葉 龍太)
6月に公表された1次採択分と合わせると、市内企業の採択件数は80件以上となり、県内でも横浜に次ぐ規模となった。
市産業振興財団によると、申請したい企業に対し、相模原市や商工会議所と連携した個別相談などを実施。個別サポートを強化した結果、高い採択率を達成できたとしている。
ものづくり補助金は、正式には「ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金」という名称。中小企業の試作品開発や設備投資などに掛かる経費の一部を、最大1000万円まで補助するというもの。
対象になるのは、国内に本社や開発拠点がある中小企業。(2013年9月20日号掲載)