日本銀行横浜支店は、9月の金融経済概況で、県内景気についての総括判断を「緩やかに回復しつつある」とした。
前回(6月)の判断から据え置いたものの、水準は上がっているとしている。
金融経済概況では、「生産」「輸出」「設備投資」「雇用・家計取得環境」「個人消費」「住宅投資」「公共投資」の個別項目も判断している。
このうち、県内経済の大きなウエートを占める生産の分野は、前回同様に「緩やかに回復している」と表現。
分野別で見ると、輸送機械(自動車産業)は、輸出向けを中心に増加している。
素材関連は、鉄鋼などが高水準で推移するなか、デジタル機器関連の高機能材料が持ち直しており、全体としては「緩やかに増加している」とした。(2013年10月1日号掲載)