日本銀行横浜支店が発表した9月の県内企業短期経済観測調査(短観)によると、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は、全産業でプラス5となった。前回(6月)調査から8ポイント回復した。DIがプラスになったのは1年3カ月ぶり。建設やサービス関連などの非製造業のDIが大幅に上昇。製造業も大幅回復した。(千葉 龍太)
非製造業は8ポイント改善してプラス9となった。
具体的な業種では「建設・不動産」が6ポイント上昇のプラス11。「個人向け販売・サービス関連」は10ポイント上昇のプラス18となった。
建設関係では消費増税前の駆け込み需要を背景に、堅調な伸びを見せている。
また、苦戦が続いていた家電販売などが持ち直していることが要因とみられる。
製造業は6ポイント改善のマイナス1だった。県内の産業で大きなウエートを占める「輸送用機械(自動車産業)」のDIが、8ポイント上向いてプラス15となった。(2013年10月10日号掲載)