相模原商議所・女性会、桑の葉 再び脚光/地産地消へ商品化


商品化にこぎつけた桑茶

商品化にこぎつけた桑茶


 桑茶を相模原の特産品に育てようと、相模原市内の女性経営者ら手を組、このほど、商品化にこぎつけた。
 かつては養蚕・製糸業が栄えた相模原。養蚕に欠かせないのが桑の葉で、どの農家も桑を栽培していた。ただ、1960年代には1915戸あった市内の養蚕農家も現在はゼロ。そこで、桑の葉に再び着目し、地産地消を図ろうと試行錯誤を続けた。
 桑茶を商品化したのは、相模原商工会議所・女性部会(猪熊幸江会長)。原料となる桑の葉は、市内の休耕地の桑畑から材料を調達している。
 2010年に、同部会の地産地消事業の一環として相模原の特産物をつくろうとプロジェクトを始めた。
 桑茶には、特殊成分「デオキシノギリマシン」が含まれており、これが血糖値の上昇を抑えたり、脂肪燃焼の効用があるとされる。
 同部会は昨年に試作品を完成。式典などで、桑茶や桑の葉を使用した料理などを作って提供したところ、好評だったという。そして今回、桑茶を商品化させた。(2013年10月10日号掲載)

…続きはご購読の上、紙面でどうぞ。