横浜のスリーハイ、工業団地「防災マップ」作製


マップを発案したスリーハイの男澤社長

マップを発案したスリーハイの男澤社長


 産業用ヒーター製造のスリーハイ(横浜市都筑区)は、ボランティアとともに、93社が入居する工業団地「東山田工業団地」の防災マップを作製した。東日本大震災以降、防災意識が高まっているなか、これまで存在しなかった同工業団地の防災マップをつくり、地域に知ってもらうことで安心感つなげてもらう。計500部を印刷。同団地内の住宅や都筑区役所などに配布された。  (千葉 龍太)

 横浜市都筑区に位置する東山田工業団地は、中小のモノづくり系企業が多く入居している「準工業地域」。
 ただ、最近では産業空洞化の影響で、工場が撤退し、跡地に住宅やマンションが建設される動きが出ている。
 他地域の準工業団地では、引っ越してきた住民が工場音を気にして、苦情を寄せるトラブルが起きるケースも少なくない。
 そこで、スリーハイの男澤社長は、トラブルを未然になくすため、「工場と住民が信頼関係を気付くにはどうすればよいか」と考え、防災マップを発案。地元・都筑区役所も協力し、横浜市教育委員会も後援した。(2013年10月20日号掲載)

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