プライムダイレクト、プリンター導入 実質負担ゼロで/〝富山の薬売り〟ヒント


パンフレットを手にする鈴木社長

パンフレットを手にする鈴木社長


 プライムダイレクト(相模原市中央区田名)は、トナー料金だけの負担でオフィス用プリンターが導入できる新サービスを始めた。同社がオフィスに出向き、無料レンタルのプリンターを設置。トナーの在庫も置く。顧客は、使ったトナーの分だけ料金を支払う仕組み。置き薬で知られる〝富山の薬売り″のビジネスモデルをヒントに編み出したという。こうしたサービスは全国的にも珍しいとしている。同サービスを使えば、初期費用が大幅に抑えられるとしている。(千葉 龍太)
 新サービスは「プリプラ」と名付けた。無料で貸し出すプリンターは、エプソンやキヤノンといった国内主要メーカー7社、約30機種の中古品から選ぶ。
 いずれも最新モデルから2~3世代前の機種なので、機能的にも問題ないという。品質状態の良好なものを、プライムダイレクトの工場でメンテナンスや動作テストなどをした上で出荷する。納入後の保証期間は、無制限でメンテナンスも無料という。
 トナーは同社で製造販売するリサイクルトナーを用いる。同分野において世界で唯一の品質基準を定めた「STMC認定」も取得している。
 導入後の印刷コストはモノクロで1枚0・5~0・9円程度、カラー2・6~4・3円程度としている。機器の設定や搬入などの費用もかからない。(2013年11月1日号掲載)

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