相模原、地震で車両停止想定/帰宅困難者訓練を実施


避難場所へ向かう参加者ら

避難場所へ向かう参加者ら


 相模原市はこのほど、JR横浜線・淵野辺駅などで「帰宅困難者対策訓練」を実施した。2011年に発生した東日本大震災を機に実施したもので、今年で3回目。地震によりJR横浜線・淵野辺駅、矢部駅間で車両が停止したことを想定。駅前滞留者の誘導や一時避難場所、滞在施設の運営など、帰宅困難者対策について検証した。(船木 正尋) 
 市民ら約50人が参加。JR職員が避難者を淵野辺駅から一時避難場所である鹿沼公園まで誘導した。同公園には電車やバスの交通情報を避難者に知らせる情報所を設営した。その後、帰宅困難者は、一時滞在施設の桜美林大プラネット淵野辺キャンパスへと案内した。
 同大と市は12年9月に、帰宅困難者受け入れ場所の協定を締結している。同キャンパスの1階エントランスは、広さ150平方㍍で約90人が収容可能だという。今後は、災害に備え、毛布や非常食などを備蓄する計画だという。(2013年11月20日号掲載)

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