フェイス(相模原市南区大野台)は、プリント基板のはんだ付け作業の一部を自動化した。後付け作業のはんだ付けを自動で行えるシステムを新規に導入。これまで手作業で行っていたものを、一部自動化することで、品質の安定化につなげる。同社は、電子機器製造受託サービス(EMS)を主力する企業。システムの導入により、同業他社との差別化につなげる。
導入した装置は、「ポイント噴霧式フラックス塗布装置」と「ポイント噴流式はんだ」で構成。プログラムに応じて、プリント基板のはんだ付けを1点1点行える。「まだ導入したばかりだが、作業効率が大幅に向上している」(上野孝雄・生産技術部部長付)としている。
同社はこのところ受注が好調としており、「なかでも医療機器や液晶パネル関連で仕事が増加し、全体としてリーマン・ショック前の水準に回復しつつある」(山根浩之取締役)としている。(2013年12月10日号掲載)