商品を手にする井上社長
井上養鶏場（相模原市南区大島）は、半熟卵「トロタマサガミッコ」の販売を本格化させた。水っぽさがなく、黄身の濃厚さと白身のトロトロ感が味わえる一品という。
１パック（４個入り）で２８０円。すでに直売所だけでなく、宅配やネットでも販売。飲食店への出荷も始めた。１日１０００個も売り上げることがあるという。
開発期間は１年。黄身と白身では固まる温度が違うため、適正温度や火力の強弱などの実験を重ねた。水っぽさをなくすため、季節に合わせ、ゆで時間を変えている。
卵には、飼育方法などにこだわった有精卵「さがみっこ」を使用した。鶏にストレスを与えないように鶏舎内で放し飼いにして育て、餌にもこだわった有精卵という。（２０１４年１月１日号掲載）
