横浜のフロンティアーズ、国内営業権を取得/「デバイスタイル」展開


 元日本ビクター社長の伊藤裕太氏がCEOを務める経営コンサルティング会社、フロンティアーズ(横浜市港南区)は、デザイン家電製品を企画・開発するデバイスタイルホールディングス(東京都千代田区)の国内営業権を取得したと発表した。
 フロンティアーズが、デバイスタイルの発行済み株式の40%強を保有。同社をグループ企業の一員に加えた。
 デバイスタイルは、コーヒーメーカーやワインセラーなどを手掛けている。
 これにより、今後はフロンティアーズの事業会社であるフロントランナー(前身は日本ポラロイド、東京都中央区)から、デバイスタイルの製品を順次出荷していく。
 フロンティアーズは2009年6月設立。経営コンサルティングをはじめ、投資事業やプロデュース業なども手掛ける。
 一方、デバイスタイルは、デザイン性や独自性が売りの「デバイスタイル」ブランドの商品を企画、販売する。
 11年から台湾・燦坤(サンクン)グループと提携関係にあったが、今回、それを解消し、フロンティアーズのグループに参画することになった。
 伊藤CEOは「デザイン家電はデフレ商品とは一線を画した分野。中小の事業者が協力しあって苦境を乗り越えていきたい」と話した。(千葉 龍太/2014年1月1日号掲載)

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