エイズの正しい理解と支援についての普及・啓発に貢献した個人と団体を表彰する「かながわレッドリボン賞」(県主催)個人の部に、相模原市内の医師、黒沢恒平氏が選ばれた。
黒沢氏は相模原市医師会(中央区富士見)に所属する。黒沢産婦人科医院(南区松が枝町)の院長。長年にわたり、県産婦人科医会母子保健部員としてHIVの母子感染予防について尽力してきた。また、小・中学校の教諭などを対象にエイズの予防教育の啓発をしてきたという。今回、こうした点などが評価されたという。
一方、団体の部には、「県エイズ治療拠点病院等連絡協議会」(平原史樹会長)が選ばれた。
HIVの感染原因でもある針刺し事故の感染予防体制についての検討や定期的に連絡会を開催。県内のエイズ診療環境整備に貢献してきたことなどが受賞の理由となった。
レッドリボン賞は、HIV感染拡大と感染者に対する偏見や差別のない社会をつくるために、県が1996年に設けらた。(2014年1月20日号掲載)