財務省・横浜財務事務所が発表した県内法人企業景気予測調査によると、10~12月期の、景況判断指数(BSI)は、全規模でプラス9・5となり、2期連続の「上昇」超となった。企業規模別では中小企業のBSIが前回調査(7~9月)のマイナス4・4から、今回はプラス12・4と大幅に改善。景気の持ち直しが地域の中小企業にまで波及してきたとみられる。(千葉 龍太/2014年1月1日号掲載)
業種別で分析すると、製造業のBSIはプラス6・9(前回は14・8)、非製造業はプラス11・1(同9・8)となった。製造業のBSIは下がったものの、消費増税前の駆け込み需要などを背景にした非製造業が伸びた。
同事務所が、併せて調査した2013年度の県内法人企業の売上高調査(全産業ベース)は、下期に前年同期比8・9%の増収、経常利益も同41・0%の増益になると見込んでいる。
製造業では、上期は苦戦したが下期に入ってから盛り返すとみている。