経営再建中のルネサス、県内仕入れ先は155社/TSR横浜支店調査


ルネサスの半導体生産ライン

ルネサスの半導体生産ライン


 ルネサスエレクトロニクス(東京都千代田区)相模原事業所の閉鎖が明らかになり、地域経済への影響が懸念される。東京商工リサーチ横浜支店が実施した緊急調査によると、県内の仕入先(1次、2次)企業の総数は155社。販売先(同)は、26社あることが分かった。県内には仕入先が多いだけに、今後の動向が注視される。(千葉 龍太/2014年2月1日号掲載)
 ルネサスの仕入先を県内の地域別でみると、相模原市内には19社(1次8社、2次11社)あることも判明した。大和市内は1社(2次仕入先)にとどまった。
 同支店によると、相模原の場合、県内の他地域と比べても、仕入先の数が多いという。販売先は相模原、大和市内では1社ずつあった。
 ルネサスは自動車用の半導体を製造する大手企業。三菱電機と日立製作所から分社化していたルネサステクノロジと、NECから分社化していたNECエレクトロニクスの経営統合し、2010年4月に設立された。

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