相模原市市内の中小企業で構成される「さがみ政経フォーラム」は1月20日、新春例会を市内で開催した。
前神奈川県知事で、参議院議員の松沢成文氏を講師に招き、「二宮尊徳の遺訓」と題した講演会を行った。会場には定員を上回る約50人が詰めかけた。
松沢氏は、川崎市出身。慶応大学法学部政治学科卒業後、松下政策塾に入塾。その後、神奈川県議会議員を2期務めた。衆議院議員を経て2003年に神奈川県知事に就任。現在は、みんなの党所属の参議院議員を務めている。
講演で松沢氏は、江戸時代末期に農政家として活躍した二宮尊徳の唱えた報徳思想について「経済と道徳の融和を訴え、私利私欲に走るのではなく社会に貢献すれば、いずれ自らに還元される考えだ」と紹介した。(2014年2月1日号掲載)