3月3日のひな祭りを前に、相模原市内では専門店による商戦がピークを迎えている。住宅事情や核家族化の影響で、平台にお内裏様とおひなさまを並べる「親王飾り」、きらびやかな着物を着た舞踊人形などが主流という。なかでも箱に収納できる小型の商品が人気を集めている。(船木 正尋/2014年2月10日号掲載)
寿鳳人形・東芸相模原店(南区下溝)の店内には七段から三段飾りのひな人形約30セットが所狭しと並ぶ。価格は9万円~40万円までそろえる。少女がきらびやかな着物を着た舞踊人形なども販売している。
「15万円ほどの三段飾りが人気。3万円前後の舞踊人形も売れ筋」と同社の原田貴泰社長。ひな人形は以前と比べると、低価格でコンパクトなものが主流になりつつあるという。
久月相模原店(同市中央区中央)の売れ筋は15万から20万の親王飾り。秋山和光・本店販売部次長は「狭い住宅事情で、小型の新王飾りが売れている」と説明する。