マイクロソフトのOS「Windows XP」の製品サポート終了が間近に迫っていることを受け、市内のIT(情報技術)企業で構成される「さがみはら情報通信サービス協同組合」などは、更新サポートを始めた。
相模原商工会議所と協力。市内の中小企業向けに提案していく。
マイクロソフトは4月9日で、「Windows XP」、「Office2003」、「Internet Explorer6」のサポートを終了する。
終了後は、対象商品へのセキュリティ更新プログラムが提供されなくなり、システム全体が脆弱化するリスクが出てくる。
各メーカーのPC周辺機器やソフトも今後は、XPを対象OSとしなくなる可能性もある。
同組合の青木英高専務理事は「サポート終了に伴い、情報漏えいやウィルス感染など、XPのセキュリティリスクが高まる。まだ使えるからと使用を続けると、ある日突然、取引先に被害を与える可能性もある」と、早期のバージョンアップを呼び掛けている。
更新支援は、PC1~5台、50GB以上のデータ移行で、2万5000円ほど。「大手に比べかなり安価」(青木専務)という。PCの買い替えも別途で対応する。 (2014年2月10日号掲載)