県シール印刷協同組合(横浜市南区)は、女性向けの「痴漢撃退シール」を製作。県警と連携し、普及活動に取り組んでいる。このシールは女性が携帯電話などの小物に貼りつけるもの。
万が一、電車内が痴漢行為にあった場合、貼ってあるシールの表面をすぐにはがす。携帯電話側に残っているラベル表面には、「×印」のインキが付いている。これを携帯電話ごと加害者の手や腕に押し当てると「×印」が皮膚に転写される仕組み。「×印」はなかなか消えないので、痴漢行為の証拠として残るという。
同組合では数年前にシールを開発。県警とともにJR横浜駅周辺などで痴漢防止キャンペーンなどを実施しており、その際にシールを配布している。
女性からは好評という。現在、第二弾のオリジナルシールの開発も検討。その一環として、「NO!と伝えたい女性のためのマーク」とキャラクターのアイデアを一般公募している。
同組合の早川正彦理事長は「女性が公共交通機関などで痴漢被害などに遭わないため、『NO!』とたくましく表現でき、美しいマークのアイデアをいただきたい」と応募を呼び掛けている。
締め切りは2月14日まで。優秀賞には賞金5万円が送られる。副賞もある。問い合わせは、同組合045(721)5594まで。(2014年2月10日号掲載)