相模原市内に製造拠点を持つ凸版印刷はこのほど、国連グローバル・コンパクトや組織の社会的責任に関する国際規格ISO26000などのグローバル基準に対応した新しいCSR(企業の社会的責任)調達ガイドラインを発行した。
「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」を重要4項目として明記し、旧来の調達基準に掲げていた製品安全、情報管理、法令・社会規範遵守といった基本項目と合わせて、サプライヤーと連携したCSR調達を実現する。
重要4項目を明記したCSR調達ガイドラインの制定は、業界で初めてという。
同社では今後、新ガイドラインの理解・浸透に向けた全国的な説明会を、同社の主要サプライヤー約3000社を対象に実施していくほか、ホームページを通じてCSR調達に関する情報を積極発信。
主要なサプライヤーにはアンケート調査も行って、コンプライアンスの遵守状況を把握するとしている。(2014年2月20日号掲載)