県が起業支援、環境・エネルギー分野など補助金


 県は、環境・エネルギーやライフサイエンス分野などのベンチャー企業や起業家を全国から募集している。県内での事業化を目指す企業に、補助金などを提供し、地域経済の活性化を図るのが狙いだ。(船木正尋/2014年3月20日号掲載) 
 県は、起業化を目指すプロジェクトに200万円まで補助する「新産業ベンチャー起業化支援事業」、商品開発などで1000万円まで支援する「エネルギー関連等ベンチャー事業化促進事業」を用意。いずれも2012年度から募集している。
 「新産業ベンチャー起業化支援事業」は、会社設立のほか、試作品の特許出願も支援する。
 このほか、県の中小企業制度融資を利用することも可能。初めの3年間については、優遇金利(年0・9%以内)で借入ができる。また、展示会への出展などに関しては優先的に参加できる。
 「エネルギー関連等ベンチャー事業化促進事業」は、太陽光、風力といったエネルギー分野や、医療機器、介護などのライフサイエンス分野が対象。
 3年以内の試作化や商品化を目指す複数の企業が連携しているプロジェクトを支援する。
 なお、昨年度に相模原から選ばれたのは、介護アシストロボットを開発するクリエイド合同会社(緑区西橋本)と、点滴注射針の穿刺補助の開発を手掛けている青電舎(同)。
 応募締め切りは4月11日。県・産業振興課045(210)5650まで。

…続きはご購読の上、紙面でどうぞ。