相模原市内に製造拠点を持つ凸版印刷は、開封性を向上した新構造の台紙付きシュリンクパッケージの販売を開始した。
台紙と接着する部分の樹脂フィルムに新たにミシン目を設けることで、従来の台紙付きシュリンクパッケージよりも少ない力で、商品をつかんで手前に引くだけで簡単に開封できる。
同時に開発した二つの商品のセット販売が可能な「2列張りタイプ」、商品を立てて陳列できる「自立タイプ」の新製品と合わせて、トイレタリー業界や食品・医療医薬、電器業界向けに幅広く提案。15年度に15億円の売上を目指す。
熱収縮性フィルムで商品を包み込んで台紙に固定させる台紙付きシュリンクパッケージは、商品を立体的に見せられる上、プラスチック成形品パッケージに比べて樹脂使用量が少なく、環境適性に優れるという特長がある。(2014年4月1日号掲載)