サッカーJ3のSC相模原(望月重良代表)は25日、東京ヴェルディから元日本代表の高原直泰選手を期限付き移籍で獲得したと発表した。契約期間は来年1月末まで。移籍金額は「非公表」としている。
SCは昨季JFLで12得点を上げた御給匠選手がFC大阪へ移籍ことで、得点力不足を露呈。直近の3試合で、計2得点に終わっていた。
実績のある高原選手の獲得により、得点力不足の解消につなげる。3月21日の練習からチームに合流し、4月6日のホームで行われるブラウブリッツ秋田戦でデビューを飾る予定という。
背番号は31番。同日、相模原市役所で開かれた入団会見で高原選手は「若い選手たちにプラスの影響を与えていく」と意気込みを語った。
一方、SCの望月代表は「多くの得点をあげて、相模原を盛り上げてほしい」とコメントした。
記者会見での一問一答は以下の通り。
―相模原市の印象は。
「相模原市にきたのは今回が初めて。大きな町だなと感じた」
―若い選手が多いが、どうリードしていくのか。
「プレーや練習のなかで、プロとしての意識付けをおこなっていく。そして、監督が目指すサッカーを理解して、チーム全体で具現化できるように好影響を与えていきたい」
―プレーの強みは。
「自分には点を取ることが期待されている。それを意識しながら、常に得点に絡めるようにしていきたい」
―J3のSC相模原は自前の練習場やクラブハウスもないが。
「色々な場所でサッカーをしてきた。とくに環境を苦にするようなことはない。どこで、やるにしてもその環境に自分が順応して、今までと同じようにプレーすることが大事だと思っている」
―移籍を決めた理由は。
「試合に出場できない状況を打破しようと、移籍を決めた。自分自身を見つめ直し、この移籍が良かったと思えるようにやってきたい」
―望月代表からどのような言葉を。
「自分の経験をチームに還元してほしい。ピッチないで輝くお前をみたいと言われた」
―チームの印象は。
「非常に明るいチーム。とにかく若い選手たちとコミュニケーションをとるようにしている。若い選手は物怖じしないので自分としてはやりやすい」
―具体的な目標は。
「チームの目標は、J3元年の年に優勝を目指すことなので、自分もその目標を達成できるように貢献していく。個人的な目標はいつも言わないですが、点を取ることが求められているので貪欲にゴールを目指していきたい」
―現在のコンディションは。
「練習はしているが、試合に出ていないので、万全ではない。プレーしていくなかで徐々に調子を上げていく」
―サポーターにメッセージを。
「一生懸命にプレーをするので、とにかくスタジアムに足を運んで、試合を観戦してもらいたい」(2014年4月1日号掲載)