県が発表した1月の工業生産指数は(季節調整済指数、2010年=100)は前月比6・1%プラスとなり2カ月ぶりに上昇した。
「情報通信機械工業」が30・6%増となったほか、「電気機械工業」が15・7%増と続いた。県内で大きなウエートを占める「輸送機械工業」(自動車関連産業など)は2・2%増となった。
好調な業種を品目別でみると、「情報通信機械工業」は、パーソナルコンピュータや汎用コンピュータなどがけん引した。
「電気機械工業」では、交流発電機、非標準変圧器が伸びた。「輸送機械工業」は鉄道車両、エンジン(自動車)がプラスの要因となった。
一方、プラスチック工業製品は、3%減となった。プラスチック製版、同容器の落ち込みが目立った。
なお、生産指数と同時に集計している1月の「出荷指数」(10年が100)が97・2%と2カ月ぶりに上昇に転じた。(2014年4月10日号掲載)