県は、県内のものづくり企業で雇用や取引と通じて地域貢献を行っておいる工場を指定する「中小企業モデル工場」を発表した。
新規指定工場には相模原緑区橋本台の清新鉄工など4工場が指定された。
「中小企業モデル工場」は1998年4月に制定された。指定期間は3年間。新規工場4件のほか、指定更新された工場が37件。
このうち相模原は8件で、大和は3件となっている。現在指定中の工場を合わせると合計117工場となる。
14年度の新規工場に選ばれた清新鉄工は、硝子用炉体や罐用の洗浄機等産業用機械の制作・設計を手掛けている。
このほか、スリーハイ(横浜市都筑区)は、シリコンラバーに電熱線を組み込んだ1・5㍉の超薄型ヒーターの製造を行っている。さらに世界最小サイズのスポットヒーターを展開し、技術だけではなくブランディングにも力を入れている。
山喜(横浜市金沢区)は、ベアリング保持器、圧縮機用シリングライナーが主力製品。
同社製品は自動車から航空宇宙用の部品まで幅広く使用されている。
座間市相模が丘の東邦電機工業・相模工場は、鉄道信号を製造している数少ないメーカー。保安度向上と環境配慮を踏まえたものづくりに尽力している。
独自開発した踏切警報灯は、グッドデザイン賞で「ベスト100」に入選している。(2014年4月20日号掲載)