相模原市が中央区上溝に建設していた「上溝給食センター」がこのほど稼働した。市内初となる食物アレルギー対応の特別調理室を完備。災害時には、炊き出しも行える設備も設けたのが特長という。
清新学校給食センターの老朽化に伴い建設された。鉄骨2階建てで、総床面積約2000平方メートル。1日で約3000食がつくれる。
2014年度は、共和小、大野台小、並木小のほか給食室の改築工事を実施する清新小の計4校に同2800食を供給していく。
また、今回新設された特別調理室は、アレルギー原因食材である鶏肉や牛乳・乳製品などに対応し、児童に合わせた除去食を調理する。
栄養士1人と調理師2人で運営。今年の2学期からアレルギー対応給食を始める予定だ。
災害時には、非常設備による電力供給や水の確保、プロパンガスを熱源とした炊飯システムを稼働させる。
市の学校保健課は「養護教諭と栄養士が連携を取って、アレルギー対策を万全にしていきたい」と話していた。(2014年4月20日号掲載)