相模原市はこのほど、北清掃工場(相模原市緑区下九沢)の電力供給の競争入札を行い、特定規模電気事業者(PPS)の日本ロジテック協同組合(東京都中央区)が落札したと発表した。
PPSとの契約は今回で3回目。供給期間は14年6月1日から15年5月31日までの1年間としている。
電力小売市場の自由化に伴い、PPSの参入が可能となったために実施した。市によると今回の入札で、年間約1870万円の電気料金の削減が見込まれるという。
市では今後、PPSの導入効果が高いと見込まれる小中学校や公民館、本庁舎など126施設で、電力供給の競争入札を予定している。
市の契約課によると、年間総額約1億930万円の削減を見込んでいるという。
日本ロジテック協同組合は、2007年に設立。東京都中央区に本所がある。電力共同購入事業や中小企業の経営支援を行う協同組合は2010年から電気の小売業に進出している。市内では、今回の北清掃工場のほか、小中学校や公民館の電力供給を手掛けている。 (船木 正尋/2014年4月20日号掲載)